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皆さん、「活性酸素」はご存知でしょうか?

私は元々、病院の理学療法士として患者様のリハビリをしていたのですが、関わる人はほとんどリハビリ関係の方ばかりで、入ってくる情報は医学的知識ばかりでした。独立をきっかけに携わる方々が変化していき、その中で「活性酸素」という言葉を耳にするようになり、どうやら身体に関係するみたいなので、一度勉強してみました。

 

活性酸素とは?

 

活性酸素とは、「活動性を持っている酸素」の事を言います。通常の大気中の酸素は活動性は弱いのですが、活性酸素と呼ばれるものは、活動性が高く、一つまたは複数の電子が不足しており、他の分子と反応しやすい性質を持っています。そう、この他の分子と反応しやすい事が問題みたいです。我々の身体は細胞が集まってできています。細胞とは、原子や分子の集合体です。その原子や分子の周りには「電子」が存在します。電子がないと原子、分子の構造は不安定となり、崩壊し始めます。つまり、電子が無くなると、細胞は崩壊していきます。活性酸素は、人間の細胞から電子を奪い、細胞を崩壊させていきます。細胞の崩壊が起きると、様々な問題が生じます。

 

活性酸素が増えるとどうなる?

 

活性酸素が増え、細胞の崩壊が始まると、臓器が侵されていきます。皮膚の細胞が侵されていくと、肌荒れ、シミなどができていきます。血管の細胞が侵されていくと、動脈硬化へと繋がります。肝細胞が活性酸素によって機能を失っていくと、肝硬変、肝がんへと移行していきます。細胞の劣化がいわゆる「老化」です。

 

どんなときに活性酸素が発生するか?

 

これには、加齢、ストレス、食品添加物、激しい運動、紫外線、大気汚染、多量の飲酒などが挙げられます。また、食事に関しては過酸化脂質を多く含む揚げ物、インスタントラーメン、ファーストフード、鮮度の低い魚、ポテトチップス、しらす、魚の干物、天かすなどは活性酸素を発生させやすいと言われています。また、身体を酸性にする食品は、肉、魚、揚げ物、砂糖、白米、食品添加物などです。

 

老化・病気を防ぐには?

 

老化・病気を防ぐために最適なpHに保っておくことが大事となります。人間の体内は弱アルカリ性ですが、活性酸素が増えすぎると、体内は酸性に傾きます。そうなると、老化が進みます。ですので大事なことは、「抗酸化」していくことです。「抗酸化」の食物は、野菜、果物、海藻、きのこ、豆類などです。

 

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