こんにちは!ピラティスインストラクター兼理学療法士のバーチーです。
今日は「姿勢はコントロールできない」というテーマでお話しします。少し不思議なタイトルですが、私たちの体の仕組みを理解するうえで、とても大切な考え方です。
インプットとアウトプットの関係
私たちの体は、何かを取り入れ(インプット)、その結果として何かを排出する(アウトプット)ことで成り立っています。わかりやすい例で言えば、食事ですね。
食べ物を摂取すると、それが消化・吸収され、最終的に便として排出されます。このとき、「今日は便を少し固めにしよう」とか「もう少し柔らかくしよう」と意識的にコントロールすることはできません。変えられるのは何を食べるか(インプット)だけです。
これは食べ物に限らず、私たちの体に起こるさまざまな現象にも当てはまります。
コントロールできないアウトプット
体から出るものには、便や尿、汗、涙、鼻水、よだれなどがありますが、これらはすべて自然な生理現象であり、自分で自由にコントロールすることはできません。私たちができるのは、それらに影響を与えるインプットを変えることだけです。
例えば、
- 辛いものを食べると汗をかく
- 悲しい映画を観ると涙が出る
- 水をたくさん飲めば尿が増える
このように、何を取り入れるかによって、体の反応(アウトプット)が変わるのです。
姿勢はアウトプット
では、姿勢はインプットとアウトプットのどちらでしょうか?
答えは「アウトプット」です。
姿勢は日常生活での習慣や動きの結果として生じるものであり、意識的に「良い姿勢を保とう!」と思っても、すぐに変えられるものではありません。
たとえば、反り腰の人が「まっすぐ立とう」と意識したとしても、それだけで姿勢が改善するわけではありません。なぜなら、反り腰の原因となる筋肉のバランスや体の使い方が根本的に変わっていないからです。
姿勢を変えるために必要なこと
では、姿勢を良くするにはどうすればよいのでしょうか?
答えは「インプットを変えること」です。
- お腹の筋肉を鍛えるエクササイズをする
- 股関節の柔軟性を高めるストレッチをする
- 正しい動きを学ぶ
こうしたインプットを積み重ねることで、結果として自然に姿勢が改善されていきます。最初は「意識的に姿勢を良くしよう」と思うかもしれませんが、適切なエクササイズを続けることで、無意識のうちに良い姿勢がとれるようになっていきます。
まとめ
私たちがコントロールできるのはインプットだけ。アウトプットはその結果として現れるものです。
姿勢も同じで、意識的に変えるのではなく、適切なエクササイズやストレッチを取り入れることで、自然と改善されていきます。
ピラティスRAKUでは、「長引く痛み・歪んだ姿勢を動いて楽に」をモットーに、姿勢改善のためのエクササイズを提供しています。興味のある方は、ぜひホームページをチェックしてみてください。
それでは、今日も楽しく、楽な一日を!
バーチーでした。