以下は、音声でお話しています。↓↓↓
https://stand.fm/episodes/66f5eda2bfd6ee7d1e751d15
おはようございます。ピラティスインストラクター兼理学療法士のバーチーです。
本日は「父親として子供に何ができるか」というテーマでお話しさせていただきます。
私には3人の子供がいますが、特に長男は現在、小学1年生ながら漢字ドリルに夢中になっています。彼は既に4年生レベルの漢字まで進んでおり、私や妻が「勉強しなさい」と言ったことは一度もないのですが、彼自身が興味を持って取り組んでいるんです。
以前の私は、父親として子供に何かを教えたいと思うことがありました。
例えば、自分が小学校・中学校時代に野球をしていたので、キャッチボールやボールの投げ方を教えようとしたことがあったんです。しかし、当時の長男はまったく楽しそうではなく、むしろふてくされたような態度で接していました。最終的には、「やりたくない」と言ってしまい、それ以上教えることはありませんでした。
その経験を通じて、「親が無理やり教えようとすると、子供は嫌がるものなんだ」と強く感じました。親のエゴで子供に何かをさせようとすることが、本当に子供にとって良いことなのかどうかを深く考えさせられたのです。そこで、それ以降は、求められたときにだけ教えるというスタンスに切り替え、無理に何かを教え込むことはやめました。
そんな中で、自分が家で仕事をしている姿を子供たちが見る機会が増えました。すると、長男は「俺も何か勉強しようかな」と言い出し、なぜか漢字に夢中になっていったのです。なぜ漢字にハマったのかは分かりませんが、私が朝早くから仕事をしていると、彼も早起きして漢字ドリルに取り組むようになりました。
この出来事を通じて、父親として「教える」ことよりも「どう振る舞うか」ということのほうが大事なのではないかと思うようになりました。自分の存在や在り方、つまりどんな姿勢で日々を過ごすかが、子供に影響を与えるのではないかと考え始めたのです。子供たちは親の言葉よりも行動を見て、それを真似て学んでいくのだと思います。
ですから、今は子供たちに何かを教えるというよりも、自分が「面白い大人」になることに全力を尽くしています。そうすることで、子供たちが私の姿を見て何かを感じ、彼ら自身の人生に活かしてくれれば嬉しいなと思っています。
私自身の父親について少し話をさせてください。父は、仕事が大好きで土日も家にいないことが多く、私は「父親みたいになりたくない」と思っていました。そのため、独立して時間を作れるようになりたいと考えたことが、現在の仕事を選んだ一つの理由でもあります。
しかし、実際に独立してみると、サラリーマン時代よりも家を空けることが増え、結局、父と同じように仕事に没頭する生活を送っている自分がいました。私はいつも「子供のために時間を作りたい」と言っていましたが、本音は仕事が好きで、父が仕事を楽しんでいる姿に影響を受けていたのだと気づきました。もし本当に父親のようになりたくなかったのなら、同じ職業を選んでいなかったはずです。
結局、父親として子供に何ができるかという問いの答えは、「教えること」ではなく、「自分がどう振る舞うか」にあると思います。親が楽しんで生きている姿を見せること、面白い大人になることが、子供たちへの最大の教育ではないでしょうか。
今日は「父親として子供に何ができるか」というテーマでお話しさせていただきました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
—
ばーちーが運営する「ピラティスRAKU」では、長引く痛みや歪んだ姿勢を改善し、楽に体を動かせることを目指しています。興味のある方はぜひホームページを覗いてみてください。
それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。ばーちーでした。