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布団とベッドの違いを理学療法士の目線で解説

こんにちは、ピラティスインストラクター兼理学療法士のバーチーです!

今日は「布団とベッドの違いを理学療法士の目線で解説」というテーマでお話しします。この話題、実はよく聞かれるんですよ。病院で働いていた頃から、「ベッドと布団、どっちがいいですか?」って質問をよく受けていたんです。そこで今回は、理学療法士としての視点から、布団とベッドの違いについて詳しくお話ししますね。

布団とベッドの大きな違い

理学療法士目線で考えると、まず大きな違いは「関節を動かす範囲」と「立ち上がるまでの距離」です。それぞれ詳しく説明していきます。

関節の動かす範囲が違う

ベッドの場合、高さが約50センチ前後なので、寝るときに膝や股関節をそれほど大きく曲げる必要はありません。一方、布団は床に近いので、しゃがむ動作が必要になり、膝や股関節を大きく曲げることになります。さらに、布団で寝る場合、手を使って体を支えることが多く、手首も大きく動かす必要が出てきます。手首を90度近くまで曲げて体を支える動作が増えるのは、布団で寝るとき特有の動きですね。

立つまでの距離が違う

ベッドだと、最初から50センチの高さがあるので、そこから立ち上がるための力の発揮は比較的少ないです。逆に布団から立つ場合は、完全にしゃがんだ状態から膝や股関節を伸ばして立ち上がる必要があり、より大きな力が求められます。つまり、布団の方が力を使う場面が多いということですね。

布団とベッドのメリット・デメリット

それぞれのメリット・デメリットについても触れておきます。

布団のメリット

-関節を大きく動かすことができるので、柔軟性の向上に役立ちます。膝、股関節、手首をしっかり使うため、日常生活の中でも大きな動作をする機会が増えます。
力の発揮がベッドよりも大きくなるため、体全体の筋力維持や強化にもつながります。

布団のデメリット

関節や筋肉に痛みがある人には負担が大きくなります。特に膝や股関節、手首に痛みがあると、布団での動作が辛く感じることがあるでしょう。

ベッドで寝ている人へアドバイス

 

重要なポイントとして、ベッドで寝ている人も1日1回は床に降りる習慣を持つことをおすすめします。地面に手や膝をついて降りることで、柔軟性や力の発揮を維持することができます。ですから、ベッド生活でも積極的に床に降りる動作を取り入れてみてください。

余談:おじいちゃんの話

 

ここからはちょっと余談です。僕の祖父の話なんですが、彼は昔から板の上で寝ていたんです。畳の上にベニヤ板を敷いて、その上にタオルケットを敷いて寝ていました。「痛くないの?」と聞くと、「これが一番楽なんや」と言っていました。まさに仙人のような生活をしていたんです。でも、最終的には施設に入り、そこでベッド生活になったんですが、なんとベッドの上にまで板を敷いて寝ていました。祖父のこだわりに驚きつつ、なんだかすごいなと感じた思い出です。

以上、布団とベッドの違いを理学療法士目線で解説しました。バーチーが運営する「ピラティス楽」では、長引く痛みや歪んだ姿勢を改善するためのレッスンを提供しています。興味がある方は、ぜひホームページを覗いてみてくださいね!

バーチーでした!では、失礼します。