こんにちは!ピラティス・インストラクター理学療法士のばーちーです。
今回のテーマは呼吸と循環の関係についてです。この内容は、先日インスタライブでお話しした内容でもありますが、ライブを聞いていない方にもぜひ知っていただきたいので、ブログとして改めてお伝えします。
ピラティスにおける呼吸の重要性
まず、ピラティスというメソッドを考案したジョセフ・ピラティス氏は、呼吸について非常に重要な考えを持っていました。彼はこう言っています:
“深い呼吸をしっかりと行い、吐くときは肺の中が真空状態になるように絞り出しなさい。”
この完全な呼吸によって、体に酸素がしっかり行き渡り、不純物が体から取り除かれるという、いわゆる「浄化メカニズム」が働きます。ピラティス氏はこのメカニズムを「体内のシャワーを浴びるようなもの」だと例えています。
呼吸が浅いと起こる体の変化
現代社会はストレスや不安が多く、心身ともに緊張しがちです。その結果、呼吸が浅くなることが多くなっています。
呼吸が浅くなると、次のような現象が起こります。
1. 呼吸性アルカローシスが起こる
呼吸が浅くなることで過呼吸のような状態になり、血中の二酸化炭素が減少します。これを「呼吸性アルカローシス」と呼びます。体がアルカリ性に傾いてしまうのです。
2. 血管が収縮し、血流が低下
二酸化炭素が減ることで、血管、特に末梢血管が収縮します。その結果、血流が低下し、以下のような症状が現れます。
- 冷え性:末端の血流が悪くなることで手足が冷えやすくなります。
- 痛みの発生:血流不足で酸素が十分に供給されず、発痛物質が蓄積します。
- 筋膜の硬直:筋膜に多くの血管が存在するため、血流が滞ると筋膜が硬くなり、体が硬くなります。
呼吸が浅いと、柔軟性の低下や痛みの原因になってしまうのです。
自分の呼吸が浅いかチェックしてみよう!
自分の呼吸の深さを確認するために、簡単なテストをご紹介します。
ブレスホールドタイムテスト
やり方:
- 普段通りに呼吸をして、息をゆっくり吐き切ります。
- 息を吐き切ったタイミングで口を閉じ、鼻をつまみます。
- そのまま30秒間息を止めてみましょう。
結果の目安:
- 30秒以上保てる場合:
- 血中の二酸化炭素が良い状態で、深い呼吸ができています。
- 30秒未満の場合:
- 呼吸が浅くなっている可能性があります。
まとめ:深い呼吸で健康な体を手に入れよう
呼吸と循環は密接に関わっており、呼吸が浅くなることで体にさまざまな不調が現れます。
- 冷え性や痛みが気になる方
- 体の柔軟性を改善したい方
ぜひ、日々の生活で深い呼吸を意識してみてください。
ピラティスRAKUでは、呼吸を整え、体を動かして楽にするお手伝いをしています!
長引く痛みや歪んだ姿勢を改善したい方は、ぜひ一度ピラティスRAKUのホームページをご覧ください。
それでは、今日も楽な一日をお過ごしください!