今日は「ピラティスがなぜマインドを整えるのか」というテーマでお話しさせていただきます。
最近、私は「ピラティスバイブル」という本を読みました。
この本は、ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティスが、なぜピラティスを始め、どのような信念を持っていたかを書いています。非常に本質的な内容で、この本を読んでピラティスの奥深さを改めて感じました。
その中で、ジョセフ・ピラティスが「ボディ・マインド・スピリット」という言葉を使っていることに注目しました。これは「体、心、精神」を意味し、すべてを統合させて人間の幸福を追求しようという考え方です。私もお客様から「体だけでなく、心も前向きになった」といった声をいただくことが増え、ピラティスが体だけでなく心にも影響を与えることを実感しています。
しかし、最近のトレンドとして、機能解剖学に基づいたピラティスが注目されており、ボディに焦点が当たりすぎていると感じることもあります。もちろん、機能解剖学は重要ですが、マインド・スピリットの部分も同様に大切だと考えています。
現代は情報過多の時代です。情報が溢れ、他人と比較しやすくなっています。これにより、他者を比較するあまり劣等感を感じ、自己肯定感が下がることもあります。私自身もそのような経験があります。
ピラティスはこのような外部の情報に対して、内側に目を向ける手助けをしてくれます。自分の状態や呼吸、心の状態を観察することを通じて、自分自身に意識を向けることができます。
この考えは、座禅やマインドフルネスと似ています。座禅は自己観察を通じて、あるがままの自分を受け入れることを教えてくれます。ピラティスも同様に、自分自身を観察し、受け入れることが重要です。
ピラティスを通じて自分に意識を向けることで、外部のことが気にならなくなります。他人と自分を比較することなく、自分は自分、他人は他人という位置づけができ、心に余裕が生まれます。これが、ピラティスでマインドが整う理由です。
まとめると、ピラティスをすることで自分に意識が向き、他人と比較しなくなる。自分は自分、他人は他人という位置づけができ、心に余裕が持てるようになります。
これが、今日お伝えしたかった内容です。ピラティスを通じてマインドが整う理由についてお話ししました。今日の話は以上です。
それでは、今日も楽しい一日をお過ごしください。