今日は「なぜ筋肉が硬くなるのか」というテーマでお話しします。
筋肉の硬さと緊張、不安、恐怖の関連
筋肉が硬くなるメカニズムですが、僕は常に、筋肉の柔軟性を向上させる際にストレッチだけではなく、インナーマッスルの強化も必要だと言うことをお話ししています。また筋肉の硬さは、緊張や不安、恐怖などによる精神性によっても決まります。たとえば、人前で発表する時の緊張感や、ビルとビルの間にかけられた一本橋を渡るような状況では、筋肉の緊張が高まり、筋肉は硬くなりがちです。このような状況では、「リラックス、リラックス」と言って、安心した状況を作ることは難しいです。筋肉の脱力は難しくなります。
関節の柔らかさと筋肉の硬さの関連
日々、多くのお客様を見ていますが。関節自体が柔らかい人のに、筋肉が硬い方もいます。これは、関節の不安定さが無意識のうちに筋肉を固めることによって生じるものです。例えば、関節がグラグラするほど柔らかい方が、安定性を失いがちで、バランスが悪くなる結果、筋肉が硬くなるのです。
筋肉の柔軟性と安定性の関係
もしそのような方に筋肉を伸ばして柔軟性を高めようとする場合、さらに不安定さを助長してしまい、バランスが悪くなり、不安た恐怖が増し筋肉を硬くさせることに繋がります。ですから、ストレッチよりも先に安定性を高めることが重要です。安定性を高めるためには、インナーマッスルやコアマッスルを鍛えることが効果的です。これにより、関節が不安定でも安心感を持って柔らかさが得られるようになります。
ですので、ピラティスにてインナーマッスルを高めてから、身体の柔軟性を出していくことが非常に重要となります。
以上が、なぜ筋肉が固くなるのか、そしてそれを解消する方法についての説明でした。