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反り腰は2パターンある

最近、よくテレビ、ネット、SNS等で「反り腰」というワードをよく耳にすることが増えてきたと思います。お客様の中で、「私、反り腰なんです」とおっしゃられる方もしばしば。ただ、実際にみていくと、実は腰はあまり反っていないケースもよくあったりします。今回は、「反り腰」という言葉について深掘りしていきたいと思います。

「反り腰」という言葉の意味は、腰が反っている状態です。では、それがいけないことかと言われれば、別にそうではなく、元来、人間は2足歩行を獲得した時に、腰を反らす(前弯させる)ことで、足の上に頭を乗せることができた(バランスをとる事ができた)と言われています。それだけ、腰が反っているということは我々人間にとって非常に大事な機能だと言えます。しかし、現代社会において、ITや科学の進歩により便利な世の中になってきた反面、活動量がどんどん低下していき、体幹機能の低下が著しく起こってきました。それにより、重力に抗う力を失った結果、姿勢の変化が起きてきました。

その変化の一つが反り腰です。体幹機能の低下により、腰がより反った状態となり、かつ背中はより丸くなってきます。背骨のS字カーブが強くなるイメージです。この状態になると、腰痛、肩こりを招きやすい状態となり、お腹もぽっこり出たような姿勢となります。この姿勢を修正していくには、体幹機能の向上を図りつつ、反りすぎた腰を軽減させ、猫背を改善していくプログラムとなってきます。

もう一つの姿勢変化としては、骨盤が前方へ移動するケースです。重力に抗えなくなった結果、骨盤を前方に突き出して姿勢を保持するという戦略です。この時、骨盤が前に出ているので、外見上、反り腰に見えるかもしれませんが、腰はそれほど反っているというケースは少なく、むしろ本来の反り具合より少ない場合もあります。この場合の修正としては、体幹機能の向上を図りつつ、骨盤の位置を修正していくプログラムとなってきます。腰に関しては、むしろ本来の反っている腰を形成していくプロセスとなります。

このように、一概に「反り腰」といってもパターンが別れており、修正方法としては、全然違うプログラムとなってきます。

マシンピラティスでは、そのあたりの修正を細かく修正していくことが可能です。

「私の反り腰はどちらかな?」と疑問に感じた方。

枚方市樟葉より徒歩5分、ぜひ一度マシンピラティスにて足を運んでみませんか?